【インタビュー】柏谷 悠太選手:2020CJフリースタイル競技1A部門優勝
皆さんこんにちは。JYYFの上村です。
「クラウドネイティブプレゼンツ2020ジャパンヨーヨーリーグ」のフリースタイル競技で優勝されたチャンピオンへのインタビュー企画。第5弾は2月に愛知で行われた中部地区大会フリースタイル競技1A(ストリングトリックスタイル)部門の優勝者、柏谷 悠太(カシワヤユウタ)選手です!
三居理事(以下三居):お名前を教えて下さい。
柏谷選手(以下柏谷):柏谷悠太(カシワヤユウタ)です。
三居:ご出身は?
柏谷:山形県山形市です。
三居:ちなみに今はどちらにお住まいですか?
柏谷:今は新潟県新潟市在住です。
三居:ご年齢は?
柏谷:18歳、大学生です
三居:大学で新潟に引っ越したってことですかね?
柏谷:そうです。1年目ですね。(※2020年2月時点)
三居:ヨーヨー歴はどれくらいですか?
柏谷:今年で9年になります
三居:はじめたきっかけは?
柏谷:第3期ハイパーヨーヨーです。
三居:始めたのは結構若い頃なんですね。
柏谷:そうですね、第3期のハイパーヨーヨーがはじまって1年目ぐらいに。友達のウォーク・ザ・ドッグを見てはじめました。
三居:部活とか、ヨーヨー以外の趣味について教えて下さい。
柏谷:最近自炊にはまってますね。お料理してます。中学のとき卓球部、高校の時弓道部で、どっちも部長をしてました。今サークルは運営系のサークルに入っていますね。
三居:他に趣味とかってありますか?
柏谷:ヨーヨーしかしてないですね…(笑)
普段の練習や気をつけていること
三居:改めまして、1A部門優勝おめでとうございます。優勝した今のお気持ちをお聞かせください。
柏谷:凄い嬉しいですね。こんなことが起こるなんて夢にも思ってなかったんで。先週この地区大会に出る夢を2回見て、どっちも3位入賞する夢をみたので、3位で呼ばれなかった時点で「あぁ、あれは夢だったんだな」と思って…。呼ばれることないだろうなぁと思ってたら優勝してたから、本当に嬉しかったです。
三居:呼ばれるまで自分だと思ってなかった?
柏谷:思ってなかったですね。自分がエクスキューション高くても、もっと上手い選手たくさんいるし、自分がどれくらいまでその人達に点縮められてるのかなーぐらいしか思ってなくて。
三居:まわりからは、入賞・優勝候補とも言われてましたが…?
柏谷:え、言われてますか?初耳です(笑)
三居:今までの最高順位は?
柏谷:公式大会では2017年のEJ-B(関東大会Bブロック)の1Aで準優勝したのが最高ですね。公式大会以外だとBREAKTHROW(東北ヨーヨーサミット)で何度か入賞してるぐらいで。
三居:全国大会だと、どれくらいですか?
柏谷:2017年と2018年で決勝行ってて、順位は二桁でした。2017年が13位、2018年が10位、2019年は準決勝19位で落ちてしまって。
三居:なるほど。今年はシードで決勝からですね。
柏谷:そうですね、やばいですね(笑)
三居:普段の練習量ってどれくらいですか?
柏谷:大会じゃない時は1時間いかないぐらいですかね。テレビ見ながらぐだぐだ振ってるのが大半なんで。ちょっと飽きてきたら新技作って楽しく出来るようにして…の繰り返しですね。楽しくやることにしてます。
柏谷:大会前は、実は定期テストに重なることが結構多くて…。
三居:すいません…。
柏谷:(笑)
柏谷:だいたい学校で21時ぐらいまで勉強してから家に帰って1時間だけ毎日必ずやるようにしてます。
三居:普段練習してる場所は?
柏谷:自分の一人暮らししてる部屋です。1Aなので部屋でできます。
三居:普段参加している練習会は?
柏谷:最近ちょくちょく行ってるぐらいなんですけど、れんたさん(元山蓮太選手)主催の新潟ヨーヨー練習会に行ってます。
三居:練習などで工夫してることってありますか?
柏谷:フリースタイルの3分の演技に限ったことなんですけど、起承転結をしっかりするように心がけてて、1分とか1分半とか2分だとちょっとそこらへんまで自分の力ではまだできないんですけど、3分だけは本当にしっかり構成して、みんなに認めてもらえるようなフリーをしたいなと思って頑張ってます。
大会当日の過ごし方、今回の演技のみどころ
三居:大会当日の過ごし方とかってどうされてますか?
柏谷:緊張はするんで、受け入れるようにしていて。ステージ上に立ったら自分が誰よりもやばいみたいな気持ちで望んでます。ステージ上に立ったら俺が1番旨いんだ!っていう、そういう気持ちで望んでます。
三居:練習は直前までしますか?
柏谷:かなりしますね。他の有名なプレイヤーが練習場を離れてもずっとやってますね。ギリギリまでやってます。
三居:自分以外の選手の演技は見たりしますか?
柏谷:怖くて見れないです。今日も全然見てなかったので、いい曲だなーって思ったぐらい(笑)
三居:今回の決勝演技の見どころを教えて下さい。
柏谷:起承転結はもちろんなんですけど、緩急しっかりつけましたね。あの曲自体が東日本大震災をテーマにしてる曲で、途中ちょっと技が決まりすぎてニコニコしちゃったんですけど、本当はそんなニコニコできるようなテーマのフリーじゃないんです。サビのところで、技のスピードも上げたりしながら、曲の背景もみんなに伝えられるような感じで構成を組んでみました。
今後の目標
三居:2020JNに向けて、一言お願いできますでしょうか。
柏谷:今年は中部地区の代表になったから、周りからの期待も大きくなると思うので、色々今回の演技でわかった課題を見つけて、色んな人達に教えてもらいながら、もっとブラッシュアップしたものをみんなに届けられるように頑張りたいです。
三居:今回は並み居る強豪の中、見事優勝されました。JNも楽しみですね。
柏谷:頑張ります。
三居:ちなみに今後の目標は?
柏谷:自分が納得行く演技ができればそれでいいです。順位とか関係なくて。自分が思い描いているプレイヤー像があって。誰でもないんですけど。それに自分が近づけたらなって思ってます。優勝!とかではなく、納得する演技ができればそれで満足です。
三居:竹内選手もそうだったんですが、お手本のようなしっかりした構成と、審査項目に沿った点数が取れる演技ができていたので、意識して作ってたのかなと思ってたんですが。
柏谷:木村さん(3A世界チャンピオン木村健太郎氏)からアドバイスを頂いてるのでそこはしっかりやってますね。自分が納得する演技、みんな感動する演技ができれば。僕の演技で泣いてくれる人とかもいるので。それが嬉しくて。
三居:今後世界大会への参加は?
柏谷:日本での世界大会には参加したいなと思ってます。
三居:お忙しい中ありがとうございました。
柏谷:ありがとうございました!
柏谷選手の演技動画
1A部門予選
1A部門決勝
過去の記事はこちら
第1回:2020WJ@4A部門優勝 打田 裕基選手
第2回:2020WJ@1A部門優勝 寺田 将大選手
第3回:2020WJ@2A部門優勝 今井 新選手
第4回:2020CJ@5A部門優勝 竹内 尚也選手